伝統構法板倉の小屋作りを見学してきました

木材に携わる家具製造業とって日本の森林、環境問題には多いに関心があります。
今年度の組合の工場見学、視察などもそこに着目し提案しては、と当組合事務局のある埼玉県飯能市の山林で林業家育成、伝統構法を用いての小屋作りをおこなっている講座を見学に行って参りました。
この講座は、日本自動ドア株式会社が研修場所の山林と宿泊場所の提供、NPO法人自伐型林業推進協会が講師派遣、株式会社アースカラーが講座運営と、三位一体となって運営しております。
2016年より「自伐型林業家育成」講座、2018年より「伝統建築構法による板倉式小屋作り」の講座をスタートし、今回は伝統構法建築の二回目の授業を見学させていただきました。

春の里山といった風情の山間にある「日本自動ドア株式会社」さんの門をくぐると、他県のナンバーがついた車がずらりと駐車してあり、この講座を受講すべく遠方からはるばるやってきた生徒さんの熱意を感じます!
板倉構法は日本の伝統的な木造建築技術で、伊勢神宮や正倉院も板倉工法で建てられています。この講座の講師である筑波大学名誉教授 安藤邦廣先生はその伝統工法と現代の技術を融合させた板倉工法を提唱しております。

前回の講座で製材を終えた木材の各部材に「継手」「仕口」などをほどこす複雑な加工実技の講座でした。
伝統工法という貴重な実技と共同作業でのものづくりを多いに楽しんでいる様子をうかがえました
板倉構法は継手仕口で組まれているので、組み立て、解体が容易に出来、使用後はそっくりそのまま解体、再利用が可能です。又、短期間で建設できるので仮設住宅として福島県に200戸建設されたそうです。

今、日本の山林は林業家離れから十分な手入れがなされず荒廃が目立つようになりました。

折しも昭和三十年代の「拡大造林政策」によってうみだされた多くの人工林が収穫期を迎えています。自然環境保全の為にも森林放置ということにならないよう、収穫期を迎えた森林を伐採し、植えて育てる、そして伐採するというサイクルを回す必要があります。

その林業家の育成、伐採された木材の活用法を着目した一見木材とはあまり関係のないような(失礼<(_ _)>)自動ドアの企業が林業に携わり、森林保全、環境保護へと他企業を巻き込んでビジネスとして成り立っている様子が多いに勉強となりました。

えっ?ここで報告したらもう見学に行かなくてもいいのでは?
いえいえ、百聞は一見にしかず!里山の自然を肌で感じながら講座の様子、物づくりを楽しむ受講生の方々を目の当たりにすれば皆様のビジネスの刺激と学びとなるのではないでしょうか。

安藤先生の
「今は森がキーワードだよ!」
と、いう言葉が印象的でした。

今こそ日本は森林を活かす時代です。

板倉構法について
href=”http://www.itakurakyokai.or.jp/itakura”>
※飯能市は杉、桧の生育に適した土地から西川材の産地として有名です。(西川材とは・・・飯能市・越生町・毛呂町・日高市から生産される木材の総称)

ブログランキングに参加しています
ポチッ!としていただけたら励みになります<(_ _)>

にほんブログ村