私の好きな工房

この記事を書いた人
星野勇 有限会社星亀木工所1951年生まれ、私立越生高校木材工芸科卒業、有限会社星亀木工所入社。
父の下で、数々の物件の仕事について従事してきました。
第2回暮らしの中の木の椅子展入選
第3回暮らしの中の木の椅子展入選
2008年「あぐらいす」GOOD DESIGN受賞
公益財団法人 埼玉デザイン協議会正会員
田原良作さんの「良工房」は、私の理想の工房のひとつです。
彫刻家具
良工房は、山梨県北杜市の八ヶ岳の山麓にあり、すばらしいロケーションに立地しています。
一般的に山荘や別荘というと樹木に囲まれているイメージですが、良工房は、目の前に田んぼが広がり遠くまで視界が広がり、とても気分が良くなり、なんかさわやかな気分になります。
田原さんは、もともと彫刻家で、フランスにて活動し、帰国後、大病したのち木工の世界に活路を見いだし、彫刻の経験を活かした、彫刻家具という田原さんの感性を活かした独自の分野を開拓しました。
田原さんの強みは、作りたいもの、アイデアが次々と泉のごとく湧き出てきて、工房の片隅にある端材でも、田原さんがちょこっと手をかけると立派な作品になってしまうのです。多くの職人は、図面をもらって形にしていますが、ゼロから形にするのは田原さんの強みであり、うらやましくもあります。
作品は、階段の手摺りや、大きなキャビネットからペーパーナイフまで多岐にわたっています。

彫刻家具

良工房