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部屋を椅子で飾る

この記事を書いた人

星野勇 有限会社星亀木工所
1951年生まれ、私立越生高校木材工芸科卒業、有限会社星亀木工所入社。
父の下で、数々の物件の仕事について従事してきました。
第2回暮らしの中の木の椅子展入選
第3回暮らしの中の木の椅子展入選
2008年「あぐらいす」GOOD DESIGN受賞
公益財団法人 埼玉デザイン協議会正会員
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椅子は、私たちの生活で一番身近なインテリアアイテム。ただ座るだけではもったいない、生活をささえるチームの一員である椅子を、あなたのユニークなアイデア、視点で室内空間を演出してみてください。

椅子の魅力を引き出す

お気に入りの椅子をお部屋の好きな場所に置き、座るという機能を捨て、室内のアクセントとして雰囲気をガラリと変えてみませんか。
例えば、役目を終えた子供椅子なども、オブジェとして、ローボードの上に置いて、思い出を懐かしむのも愉しいかもしれません。
普段テーブルの下に隠れている椅子を、正面から、横から見える場所に置いて、全体のフォルムを再確認して見直してください。椅子は絵画となり、ポスターとなり、オブジェとなって、いつものお部屋に彩りを与えてくれる大切なアイテムになってくれます。

椅子を飾る

椅子に人間以外のものがのるのは、洋服が一番多いかと思いますが、座面を他のモノに譲って上げてもいいわけで、アートフレーム、植物、本、それらを組み合わせることで、地味に存在している椅子に新たなる魅力とユニークな発想で、改めて、椅子との楽しい関係を築いてみませんか。
ひとつの例ですが、長年使っているダイニングの椅子、座面の張地がだいぶ傷んで、張り替えたいなと思った時など、張地の色を大胆な色にしたり、4脚あれば、4脚全部違う色にしたり、ホームセンターで、塗料のスプレー缶を買って来て、庭先で、塗装するのも、さらに愛着がわいてくると思います。
世の中には数えきれないほどの椅子がありますが、どんなに大金持ちでも、一度に座れるのは1脚だけです。
しかしながら、座面の上にあなたの選択した物が、飾る人の個性が反映されて、箱庭のように、幾つもの椅子の上に、世界が広がります。

座面に動物の彫刻

ちょっと読みかけ本を