家具のお手入れ方法など(椅子・テーブル類)

この記事を書いた人
星野勇 有限会社星亀木工所1951年生まれ、私立越生高校木材工芸科卒業、有限会社星亀木工所入社。
父の下で、数々の物件の仕事について従事してきました。
第2回暮らしの中の木の椅子展入選
第3回暮らしの中の木の椅子展入選
2008年「あぐらいす」GOOD DESIGN受賞
公益財団法人 埼玉デザイン協議会正会員
家具は使い方とお手入れ次第では、いつまでもみなさまのお役に立つものです。
次にあげますご注意・お手入れ方法はより快適に、より経済的に家具をご利用いただくための大切なポイントです。
本革張りの椅子
レザー仕様(表皮)は一日一回柔らかい布で乾拭きしてください。水気を嫌うため水拭きは禁物ですが、汚れのひどい場合は、生ぬるい中性洗剤溶液(1~3%)に柔らかい布をひたしたもので汚れを拭き取ってください。
その後、乾いた布で磨き完全に乾いたら、家具専用クリーナーで磨いてください。その際、クリーナーは直接革に吹き付けず、柔らかい布に付けて使用してください。また、ベンジン等アルコール類の使用は絶対にさけてください。
合皮・ビニールレザー張りの椅子
カラ拭き、又はかたくしぼったぞうきんで拭いて下さい。特に玉ブチ、キルティングの溝、ボタンまわりは汚れ、ホコリがつきやすいのでていねいに拭き取って下さい。表面は柔らかく傷つきやすいため、刃物や先のとがったものにはご注意ください。
また酸やアルカリ性に弱い性質のものがあり、変色、変質の原因となることがありますので薬品には充分お気を付けください。
布地張りの椅子
ホコリがつきやすいので毎日のお手入れが大切です。毛あしの柔らかいブラシでブラッシングするか、電気掃除機でホコリを吸いとって下さい。
汚れ・シミは中性洗剤、ベンジンを布にしみこませ軽くたたくようにしてとってください。
こすったりしますと、汚れ、シミが広がることがありますのでご注意下さい。
藤の椅子
湿気を嫌うため、なるべく乾いた状態でお使い下さい。使い込むにつれ、表面がアメ色に変わる特徴がありますが、著しく汚れのついた場合は、水洗いして水気をとった後、太陽の下で一気に乾かして下さい。
テーブル類
メラミン化粧板は熱、薬品、油等に強く、汚れ、シミは水又は石けん水で拭き取って下さい。
天然木仕様は表面に塗装処理がされていますが、熱・薬品に弱いためお気を付けください。また、天板に直接ガラスやビニールなどで長期間覆いますと表面が変色することがありますのでおやめください。
コップ類や陶器の中には底面の粗悪なものがあり、天板部に削傷をつける原因となりますのでコースターなどのクッションになるものを敷いてご使用ください。

革のサンプル帳

モケットのサンプル帳

ビニールレザーのサンプル帳