表面材(化粧板)は何を使用すればよいか 用途、形、価格で使い分ける

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鳥谷部 勝広 1963年岩手県生まれ、工業高校卒業後、1981年江戸川家具工業株式会社入社。製造、企画・生産管理を経験後、2000年から工場長に就任し、2021年12月より代表取締役になる。化粧板の種類と用途、価格
1. プリント化粧板 安価
2. ポリエステル化粧板(ポリ板) 中
3. オレフィン化粧板 中
4. 天然化粧板 高価
5. メラミン化粧板 高価
大きく分類しましたが、それぞれにまた種類が存在します。
簡単に説明していますので詳しい情報は各メーカーのHPからご確認願います。
プリント化粧板
一般的に安価な家具に使用されています。プリント紙を台板に貼ってあり表面の仕上げが多少違いますが、表面強度は弱くキズがつきやすい素材になります。
最近は強化プリント紙なども有、エンボス加工がされた木目がリアルに見える物も販売されています。
価格は少し高くなります。どちらも紙が表面の為、キズの修復は困難になります。
ポリエステル化粧板(ポリ板)
プリント化粧板と同じような紙を台板に貼った後にポリエステル塗装をした化粧板になります。
表面硬度はプリント化粧板より上がりますがキズは付きやすいです。
エンボスタイプ、フラットタイプとも表面の塗装面のキズだけの場合、修理は可能な場合もあります。
下地プリント紙までのキズの場合修復は困難になります。
オレフィン化粧板
ここ数年に発売された環境にやさしいと言われる化粧板になります。
表面にオレフィンシートを貼り仕上げて有るため、対汚染性、耐水性に優れています。
価格はポリ板と近いですが表面の質感がポリ板とは違うため、用途、好みにより使い分けてよいでしょう。